野中先生一周忌にあたって
昨年の1月25日に亡くなられた私の偉大な師匠である野中郁次郎先生。先生の一周忌を期して、先生から頂いた最後の講話のダイジェストを皆さんと共有したいと思います。「いっしょに日本を変えようじゃないか」と、いつも私の背中をぐいぐいと押し続けてくださった先生の迫力が最後の瞬間までみなぎっていました。この講話はライフシフト大学の5周年記念の12月であり、亡くなられるわずか1か月前だったのです。
徳岡 晃一郎
2026.01.25
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野中先生には、私の日産勤務時代以来40年近く学ばせていただき、公私ともに大変お世話になってきました。「知識創造企業を創るために徳岡は人事面での貢献をせよ」という人生のお題をいただいて、日産時代はもとより、多摩大大学院やフライシュマン・ヒラードのコンサル時代を通じて、研究や実践、教育に努めてきたのです。共著も3冊を上梓しました。そして、ライフシフト大学では名誉教授にご就任いただきました。また先生と共同開発したイノベーターシップ論を学んでいただく異業種交流型研修であるイノベーターシップ・プログラムでも、先生には何度もメッセージをいただき、「人間の本質は知の探究であり、それを通じて世のため人のための価値を生み出していくことである」という先生の信念を皆で共有してきました。最後になってしまった講話でも「人生100年時代」における生き方、および「イノベーターシップ」を通じた価値創造のあり方についての力強い提言をいただきました。以下が講話の要約になりますので、味わっていただければと思います。
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- 人生100年時代における本質的な問い
- 「終身知創」の追求でワイズ・エルダーになれ!
- 「イノベーターシップ」と「思いのマネジメント:MBB」
- 経営者と人事に求められる役割と日本社会の変革
- シニアこそ未来を創造する力を!
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