生涯現役の時代!

人生100年、80歳現役の時代が到来しています。個人としても生きがいを持てる人生でありたいし、社会のニーズとしてもシニア層の活躍が不可欠になっています。もうそろそろリタイアしたいという気持ち(正直、私自身もないわけではありません(笑))を抑えて、未来の可能性を楽しめる自分を作りませんか?
徳岡 晃一郎 2025.11.01
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生産年齢人口が激減する未来は乗り切れるのか?

人口減少とともに生産年齢人口(15歳から64歳)は着実に減っています。ピークは何と1995年(今から30年も前)の約8700万人で、2024年には7457万人(▲22万人)、そのまま減り続けて2050年には5275万人となることが見込まれています。24年から2200万人弱、約30%減という驚くべき数字です。たった25年です。今から3割減の人口(しかも高齢者の割合が増えてくる)で、経済や社会を回していかないといけません。つい先日、仕事で海上自衛隊を訪れましたが、国の周囲を守る艦艇の乗組員の数にも大きな問題が出るはずです。

生産年齢人口の減少を補うためのざっくりした試算をしてみました。すなわち、2200万人分の仕事量を65歳から80歳までの人がどれくらい働けばカバーできるのかということになります。2050年時点の65歳~80歳の予想人口に対して、60代後半の労働参加率を65歳以前と同じ40%程度になっていると推定し、労働時間を週20時間(フルタイムの半分)。70代の労働参加率を30%程度で労働時間を週16時間とすると、なんとだいたいカバーできてしまう計算になります。それだけ高齢者が多くなるということ。

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